【スプラトゥーン】ガチマッチで実力を伸ばすには
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というわけで、カンスト1周年記事。
ガチマッチを通じて対抗戦や大会でも通用する力をつけるには、どうすれば良いのかについてまとめる。
ガチマッチをする目的
ガチマッチを能動的に行う目的には大きく分けて2種類ある。
- 実力を計るため
- 実力を伸ばすため
1の目的だけでガチマッチを行うなら、ただ回数をかければ良い*1。
しかし2の目的でガチマッチに潜る場合、特にガチマッチの勝率を上げるだけでなく、対抗戦や大会でも役立つ実力を養いたいなら、意識すべきポイントがいくつか存在する。
1の目的を達成し終え、かつての私のように「ガチマッチで本当に上達するのか?」という疑問に苛まれている人*2には、是非参考にして頂きたい。
ガチマッチで伸ばしやすい能力を伸ばそう
ガチマッチと対抗戦や大会では環境が全く異なるため、ガチマッチだけで対抗戦や大会に要する能力を全て鍛えることは不可能である*3。よって、その中でもガチマッチで鍛えやすい能力を意識して練習するのが良い。
他のモードよりもアドリブ行動を頻繁に要求されるガチマッチにおいて、最も鍛えられる(と私が考えている)能力は、「マップと画面を見て次に何をすべきか判断する」力である*4。すなわち
- ゲームパッドのマップ(味方の位置、塗り状況、敵インクが塗られつつある場所)
- 残り時間
- 敵味方の生存人数
- カウント
- スペシャルゲージ
- オブジェクト(ヤグラ、ホコ)の位置
を見て最適な行動を選ぶ状況判断の力であり、これを強く意識して練習するべきだ。この能力は、ガチマッチは勿論、通話有りの対抗戦や大会でも役に立てることができる基礎的な力である*5。
状況を確認して、考えてから動こう
△答えは1つではないが、この状況では自分ならどう動くか、画面を見て少し考えてみよう
では、実際にガチマッチを通じて「マップと画面を見て次に何をすべきか判断する」力をつけるにはどうすれば良いのか?
簡単に言えば、安全な状況でマップと画面(特にマップは意識して見よう)を確認し、次に何をすべきか考えてから行動すればよい*6。勿論、即座に動かなければならない状況ではマップやカウントを見ている暇は無いので、目の前の状況の処理を優先しよう。
もっと具体的に述べる。まずは状況を確認しよう。
- 潜伏可能な状況*7で、潜伏しながらマップを確認する。味方の位置、全体の塗り状況、敵インクが塗られつつある場所*8、オブジェクトの位置を把握する
- 画面を確認して残り時間、敵味方の生存人数、カウント、スペシャルゲージを確認する
最初は時間がかかってしまうかもしれないが、マップを見ることに慣れれば敵がよく来るルートを即座に確認できるようになるし、普段からゲージ管理が出来るようになれば、いちいちゲージを確認する必要はなくなるため、慣れれば慣れるほど確認にかかる時間は短くなる*9。重要な局面でこれらを確認する癖をつけておこう。
次に、数秒でもいいので、動き出す前に次の行動を考える。数秒かけて考えた最適な行動が、何も考えていない無意味な行動に勝ることは明白であり、数秒を思考に費やす価値は十分にある*10。ただし、勿論こちらも逼迫した状況下では行う余裕は無いので、速やかな行動が必要な場合は省略して構わない。
どのような基準で行動を決めればいいのか分からないという人のために、簡単な目安を用意した。次のような優先順位で行動を決定しよう。優先順位が高い行動が実行できないか、十分実行可能か怪しい場合、その次に優先順位が高い行動を検討しよう。
- カウント有利を取るor維持するor広げる
- 敵を倒す
- 拠点(エリア周囲の地面、ヤグラやホコのルート周辺など)を塗って確保する
- 敵の侵入ルートを塗って塞ぐ
- ゲージを溜める
- マップを見て敵が来るルートを読む
ガチマッチに挑む心構え
ガチマッチは運要素が大きく、勝利だけを目標にすると「修行」と言っても過言ではない、精神的に厳しいルールとなる。
しかし、ガチマッチを通じて実力をつけることが目標である場合、各試合における勝利が第一目標であるのは変わらないが、負けた試合から得られるものも多くなるはずだ。結果だけでなく、ガチマッチの様々な状況にもまれて上手くなっている自分を意識してみると、少しだけ楽しくなってくるかもしれない。
*1:実力不相応の結果を得ることも何度もあるだろうが、長い目で見れば実力相当の位置に落ち着くだろう
*2:簡単に自己紹介をすると、私はS, S+実装後3日で運良くウデマエカンストを達成したものの、野良の酷い内容の試合を沢山経験した結果、その後はほとんどガチマッチには潜らなくなってしまった。しかし、とある対抗戦を通じて個人技を鍛え直す必要性に迫られた結果、半年ぶりにガチマッチに復帰することになった。つまり私はガチマッチに潜っている期間と潜っていない期間がはっきり分かれているプレイヤーだ
*3:ガチマッチには通話がなく、部屋は1試合でほぼ解散し、通常考えられないような編成が続出、プレイヤーの平均レベルは対抗戦や大会よりも期待できないのが通常である
*4:もう少し詳しく述べると、ガチマッチではバランスの悪い編成が続出し、プレイヤーレベルもバラバラであるため、カバーを要する状況が頻出する。にも関わらず通話が無いために、マップを見なければ味方や全体の状況を確認できず、全員で共有しているはずのカウントや残り時間などの画面の情報も味方が把握して動いているとは限らない。よってガチマッチは対抗戦や大会、プラベやタッグよりもアドリブを要するモードなのだ。これが、ガチマッチによって「マップと画面を見て次に何をすべきか判断する」力が最も鍛えられる理由である
*5:例えば、攻め込むルートや見張るルートを見極めたり、残り時間やカウントを見てエリア塗り、キープ、放棄の判断を行ったり、人数有利や人数不利を前線に報告したりするなど、通話以外から多くの情報を得られるようになるだけでなく、通話という手段が増えることでチームメイトにも恩恵を与えられる
*6:録画等の手段を用いて、行動してから反省するのも有効な手段の1つであるので、環境が整っている人はこちらの方法を併用しても良いだろう。ただし、あくまで考えてから行動する方がより実戦に近い形式である
*7:「潜伏可能な状況」とは「その場から移動しなくてもよい」かつ「敵に気付かれていないか、敵の攻撃を受ける心配がない」かつ「不利な状況に陥るまで時間的余裕があるか、一時的に不利になっても取り返せる残り時間とカウント数である」状況を指す
*8:敵インクが塗られつつある場所の近辺には、必ず敵が居る。特徴的な塗り跡なら武器の特定も可能だ
*9:あくまで目安であるが、4, 5秒以内に確認できるようになれば上出来だ。これくらいの時間なら、死亡した後や有利状況を取った後のわずかな間に状況確認を終えることができる。対抗戦や大会では通話が加わるので味方やオブジェクトの位置を確認する必要がないこともある
*10:どんなに戦闘が強くとも、斬新で意表を突く立ち回りができようとも、それが根本的に勝利に結びつかないのであればどんな行動も無意味である。とりあえず忙しなく動き回っていれば、適当にボムを投げていれば、敵の誰かと睨み合いを続けていれば安心というのは誤った考えだ